歩かずに行く江原道

稜線の上のスカイウォーク展望台と、その下に広がる緑の山並みと低い雲

「楽なコース」が教えてくれないこと

旅行先を調べていると、「楽なコース」として紹介される場所があります。ロープウェイがあり、シャトルが走り、座ったまま移動できると。けれど実際に行ってみると、やはり歩くことになります。駐車場から乗り場まで、降車地点から展望台まで、そして戻る道も。ロープウェイに乗ったのに、山頂で20分歩く、ということは珍しくありません。

回復期であれば、この差が一日を左右します。そこでこの記事は、現地で実際に歩くことになる量で整理しました。

先に押さえておきたい三つ

乗り場までの距離。 ロープウェイやシャトルがあっても、駐車場から乗り場までが上り坂という場所があります。

降りたあと。 到着地点がそのまま目的地の場所と、そこからまた歩く場所は違います。

階段。 平地の距離が短くても、階段があれば負担はまったく変わります。

歩く量が少ない順に

① 三養ラウンドヒル シャトルバス(삼양라운드힐) — 平昌

標高850mから1,470mまでシャトルが上がります。停車地点ごとに草原が広がっていて、降りて数歩歩くだけで風景を見渡せます。晴れた日には東海展望台から海まで見えます。冬季はシャトルが運休するため、車なしで行くご予定なら事前にご確認ください。

② 大関嶺スカイ牧場 トラクター馬車(하늘목장) — 平昌

トラクターが引く馬車で稜線まで上がります。仙子嶺方向の視界が開ける地点まで、歩かずに到着できます。09:00〜17:30の運行です。

③ ユクベンマジギ高原(육백마지기) — 平昌

車で頂上部まで上がれます。降りればすぐ高原なので、歩く場面がほとんどありません。ただし進入路に未舗装の区間があり、乗り心地はよくありません。 施術部位に振動が負担になる時期なら、見送ってください。

④ 加里旺山ロープウェイ(가리왕산) — 旌善

稜線まで上らずに眺望が得られます。Parkrocheに滞在する日程なら、最も近い選択肢です。山頂は気温が低く、夏でも羽織るものが要ります。

⑤ 発王山ロープウェイ(발왕산) — 平昌

片道20分ほど上ると、スカイウォークと飲食施設があります。標高1,458mで、頂上の風は冷たいです。乗り場からスカイウォークまで、短く歩く区間があります。

⑥ 南怡島トラム(남이섬) — 春川

島内をトラムで巡る方式です。道が平坦なので、歩いて疲れたらトラムに乗り換える、という調節ができます。ソウルから最も近い選択肢です。

⑦ 三陟海洋レールバイク(삼척 해양레일바이크) — 三陟

ここは例外です。座って移動しますが、上り坂ではペダルを漕ぐ必要があります。 同行者がいれば負担は大きく減り、一人で二人乗りに乗ると力が要ります。下半身に力を入れられない状態の方、腹部に施術を受けた方は避けてください。

別枠で一か所 — ミュージアムSAN(뮤지엄 산) · 原州

屋内の比重が高く、階段がありません。紫外線を避けたい時期には、上の七か所よりこちらが良いかもしれません。瞑想セッションも行っています。

ひと目で見る

形態 実際に歩く量 地域 ソウルから
三養ラウンドヒル シャトルバス ほとんどなし 平昌 1時間30分
スカイ牧場 トラクター馬車 ほとんどなし 平昌 1時間30分
ユクベンマジギ 車 ほとんどなし 平昌 2時間
加里旺山 ロープウェイ 短い平地 旌善 2時間30分
発王山 ロープウェイ 短い平地 平昌 1時間30分
南怡島 トラム+平地 調節可能 春川 1時間
海洋レールバイク 着席+ペダル 下半身を使用 三陟 3時間
ミュージアムSAN 屋内・平地 屋内歩行 原州 1時間

状況別に選ぶなら

移動そのものがまだ負担なら — 南怡島かミュージアムSANです。ソウルから1時間なので、一日が丸ごと移動に使われることがありません。

むくみが残っていて人に会いたくないなら — ユクベンマジギと加里旺山です。どちらも平日はほとんど空いています。

紫外線を避けなければならないなら — ミュージアムSANが先です。ロープウェイの山頂は日陰がなく、露出はむしろ大きくなります。

同行者がいるなら — レールバイクが選択肢に入ります。ペダルの負担が半分になります。

四日以上滞在するなら — 平昌に拠点を置いてください。シャトル・馬車・ロープウェイ・高原が、すべて車で30分以内にあります。

歩かないことと、何もしないことは違います

回復期間に屋外の予定をすべてなくしてしまう方が多くいます。歩くのが難しいのだから仕方がない、と。けれど江原道には、歩かずに稜線まで上がる方法がいくつもあります。部屋にいることと稜線に座っていることは、体にかかる負担は似ていて、残るものはまったく違います。

本記事は旅行情報であり、医療アドバイスではありません。施術や術後のケアに関する判断は、診療を受けた医療機関にご確認ください。